デザインに必要な参考資料をペーパーレス化して持ち歩く

私のイメージでは、ペーパーレス化や電子化が進んだ今、どの分野のデザイナーさんでも、最近はMacで仕事が完結すると思っていました。

リサーチなど情報を集めるのもMac、アイディアジェネレーションするのもMac、制作するのもMac、クライアントとのやりとりもMac・・・。

ネットが普及しペーパーレス全盛の時代ですから、紙のやり取りなんてしなくても仕事はいくらでも出来てしまいますよね。

ところが先日、とあるデザイナーさんに聞いた話だと、デザインの世界ではすべてがペーパーレスとは行かず、意外とアナログな部分も残っているそうなのです。

例えば、色見本。

web上でも色見本を電子化して提供しているサイトは数多くあるのですが、媒体、制作物などが紙である場合は、PC上では質感を再現できないので、完全ペーパーレスというわけにもいかず。

色見本の事典のようなものを紙で持ち歩くそうです。

そうは言いながら、インスピレーションを得るための参考資料や、技術的な文献は、電子化のおかげで最近持ち歩かなくて済むようになったそうです。

話を聞いてみると、ネットで書籍を電子化をしてくれる業者さんを見つけ、試しにお願いしてみたところ、かなり高いクオリティだったらしく、質感を問わないものは全て電子書籍化してペーパーレスにしてしまったのだそうです。

そのおかげで、元々電子化されていた情報も、元々紙で持っていた情報も、タブレット1つあればいつでもどこでも見られるような状態になって、いろいろな意味でスマートに仕事をこなせるようになったそうです。

電子化された情報で質感まで表現できるようになったら、デザイン業界は紙いらずになりますね。