エアコンとグッドデザイン賞

ここ数年のエアコンを見てみると、とてもスタイリッシュですっきりとしたデザインのものがとても目立ちますね。

中でも『ダイキン』のエアコン『UXシリーズ』は、群を抜いてスタイリッシュ。
薄型な上、局面を利用したデザインが秀逸で「このエアコンなら家に取り付けたい」と思う人もかなり多いようです。
基本性能・独自性能共に高く、手入れもしやすく、また、ダイキンのエアコンは故障も少ないので、そういった意味でも玄人好みなメーカーであるようですね。

もちろん、他社も負けていません。
三菱のエアコン『FZシリーズ』は、そのすっきりとした四角いフォルムがとても美しく、デザイン的に優れていると評価が高くなっています。
また、各社しのぎを削っている『人感センサー』の機能が他社よりも頭一つ抜きんでているとのことで、デザインと機能の両立が業界関係者や消費者からも絶賛されています。

『エアコン グッドデザイン賞』でネット検索してみると、各年のグッドデザイン賞を受賞したエアコンが一覧で見られるページがヒットしますが、こういったページを見ていると、エアコンのデザインの移り変わりが確認できてとても面白いですね。

1970年代は業務用エアコンと思しき躯体が多くありますが、1980年代に入ると木目調にデザインされたエアコンが非常に多くなり。
そのカラーは今とは全く違っています。
和風の家や和室がたくさんあって、それに馴染むデザインが求められていたとか、高級家電は家具調のものが求められていたとか、そういうことがよく分かりますよね。

ですが、1980年代半ばになると木目調の流れも落ち着き、白を基調としたエアコンが増えていきます。
多分、この頃から一般家庭に洋室が増えていったんじゃないかな、と推測してみたり。

グッドデザイン賞のページを見ていると、デザインの移り変わりや求められているものの変化が何となく分かって、デザインに興味がある者としてはとても勉強になりますよね。